吸収金額とは何ですか。初値と相関関係がありますか。
2017/01/14
吸収金額は、正確に言うと「市場から調達する金額」のことですが、「公募価格×株数」と考えても十分に役立ちます。それで、当サイトでは、吸収金額=公募価格×株数 として扱います。需要と供給の関係から、当然のことですが、吸収金額が小さければすぐ集まりますし、吸収金額が大きければ調達するのは大変なことになりますね。
それで、吸収金額の小さなIPOは小さな器に、吸収金額の大きなIPOは大きな器に例えられます。小さな器はすぐに水が一杯になり溢れますが、大きな器を満たすことは大変です。同様に、小さなIPOは初値高騰しやすく、一方、大きなIPOは公募割れする可能性が高いのです。下の損益のグラフ(2014年1月~2016年11月のデータによる)はそのことを裏付けています。